筆者自身、還暦を過ぎて、そろそろリタイアも間近。そんな中、ふと考えるんです。「この先、どうやって過ごそうかな?」って。実は、ちょっと気になることがあって…。それは、学生時代の恩師のこと。退官後、みるみるうちに元気がなくなって、一年ちょっとで亡くなってしまったんです。
それを見て、他人事じゃないな…って思ったんです。そこで、最近注目しているのが「リカレント教育」! 簡単に言うと、大人になってからの学び直し、ってやつですね。
「え? 今さら勉強なんて面倒くさい?」って思いました? いえいえ、そんなことないんです! リカレント教育って、実はとっても楽しいし、これからの人生を豊かにしてくれる、とっておきの方法なんですよ。
人生100年時代をハッピーに生きる! リカレント教育で自分をアップデートしよう
「え、100歳まで働くの? ちょっと考えられない…」
そう思った人もいるかもしれませんね。でも、私たち、もしかしたら100歳まで生きるかもしれないんです。なんだかワクワクしませんか?
昔は、一つの会社に入って、定年まで頑張るのが当たり前でした。でも、今は時代が違います。AIとかロボットとか、どんどん新しい技術が出てきて、私たちの仕事もどんどん変わっていくんです。
「もしかして、今の仕事、なくなっちゃうかも…」
そんな不安を感じている人もいるかもしれません。でも、大丈夫! そんな時代だからこそ、「リカレント教育」 が大切なんです。
リカレント教育って、ちょっと難しい言葉に聞こえるけど、簡単に言うと 「大人になってからも学び続けること」。 学校を卒業した後でも、自分のスキルを磨いたり、新しいことを学んだりして、自分自身をアップデートしていくんです。
この記事では、
- なんで今、リカレント教育が大切なの?
- どうすれば自分の市場価値を高められるの?
- リカレント教育で人生が変わった人たちの話
を、分かりやすくお伝えします。この記事を読めば、「よし、私も何か始めてみよう!」って思えるはず!
なんで今、リカレント教育が必要なの?
私たちの周りは、すごいスピードで変化しています。スマホとか、AIとか、ちょっと前には考えられなかったものが、どんどん出てきて、私たちの生活を便利にしてくれていますよね。
でも、その一方で、私たちの仕事も大きく変わろうとしています。
例えば、工場ではロボットが活躍して、人がやらなくてもできる仕事が増えています。事務の仕事も、パソコンで自動化できることが増えて、人がいらなくなるかもしれない…、でも未来は。
少し前のネットニュースに
2015年に発表されたオックスフォード大学と野村総合研究所(NRI)の共同研究では、「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」と予測されました。
この研究は、今後10〜20年以内に各職種がAIやロボットによって代替される確率を推定したものです。
2025年は、この予測における代替可能性の期間が始まる年にあたります。
研究報告書の末尾には、「人工知能やロボット等による代替可能性が高い100種の業種」と「人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の業種」がリストアップされていました。
しかし、2025年になって改めてこのリストを検証したところ、当初の予測とは「真逆になっている」という状況が話題になっています。
つまり、以前は代替可能性が高いと予測されていた業種がそうではなくなり、逆に低いと予測されていた業種で代替が進んでいる可能性があるということです。
私たちは、不確定な未来を生きているんです。
そんな時代だからこそ、私たちは 「変化に対応できる力」 を身につける必要があります。
例えば
- 「プログラミングを学んで、スマホアプリを作る仕事に挑戦する」
- 「英語を勉強して、海外の人と仕事をする」
- 「デザインの勉強をして、ホームページを作る仕事をする」
こんな風に、新しいスキルを身につければ、自分の可能性はどんどん広がります。
リカレント教育って、ただスキルアップするだけじゃないんです。新しいことを学ぶことで、
- 「自分にもできるんだ!」って自信がつく
- 新しい仲間と出会える
- 毎日がもっと楽しくなる
いいこと、いっぱいあるんですよ!
市場価値を高めるためのリカレント教育戦略
リカレント教育は、ただ好きなことを学べばいい、ってわけじゃないんです。自分の市場価値を高めるためには、ちょっとしたコツがあります。
1. 自分のことを見つめ直そう
まずは、自分がどんな人間なのか、じっくり考えてみましょう。
- 今までどんな仕事をしてきた?
- どんなことが得意?
- 何をしている時が楽しい?
- どんなことに興味がある?
自分のことをよく知ることで、「何を学ぶべきか」が見えてきます。そして、「将来、どんな自分になりたいか」を具体的にイメージすることも大切です。
2. これから伸びるスキルを選ぼう
これから、どんなスキルが求められるようになるのか、考えてみましょう。
- データを分析するスキル
いろんな会社で、データを使ってビジネスを良くしようとしています。 - AI(人工知能)のスキル
AIは、これからもっともっと私たちの生活に入ってくるはずです。 - Webマーケティングのスキル
インターネットで商品を売ったり、宣伝したりするスキルは、どんな会社でも必要とされています。 - デザインのスキル
見やすい資料を作ったり、魅力的なホームページを作ったりするスキルは、いろんな場面で役立ちます。 - プログラミングのスキル
スマホアプリを作ったり、Webサイトを作ったりするスキルは、これからもずっと必要とされます。
ニュースを見たり、求人サイトをチェックしたりして、どんなスキルが求められているのか、アンテナを張っておきましょう。
3. 勉強方法を選ぼう
勉強する方法は、いろいろあります。
- オンライン講座: 自分の好きな時間に、好きな場所で勉強できます。
- セミナー: 短期間で集中的に勉強できます。
- スクール: 先生に教えてもらいながら、しっかり勉強できます。
- 大学・大学院: 専門的な知識を深く学ぶことができます。
自分の生活スタイルや、使えるお金に合わせて、勉強方法を選びましょう。
4. 計画を立てて、コツコツ続けよう
目標を立てて、計画的に勉強することが大切です。
- 「〇〇の資格を取る!」とか、「〇〇ができるようになる!」みたいに、具体的な目標を立てましょう。
- 毎日30分でもいいから、勉強する時間を作りましょう。
- 「今日はここまで頑張った!」って、自分の成長を記録すると、やる気が出ます。
- 一緒に勉強する仲間を見つけると、もっと楽しくなります。
リカレント教育で人生が変わった人たちの話
実際に、リカレント教育で人生を切り開いた人たちの話を聞いてみましょう。
事例1:30代の主婦、Webデザイナーになる
Aさんは、ずっと専業主婦でしたが、子供が大きくなったのをきっかけに、Webデザインの勉強を始めました。最初はオンライン講座で基礎を学び、その後、スクールに通ってスキルを磨きました。そして、Webデザイナーとして、自分のホームページを作ったり、友達の店のホームページを作ったりするようになりました。
Aさんは、「子育てで忙しかったけど、自分の好きなことを見つけて、それが仕事になったのが嬉しい。毎日が充実しています!」と話しています。
事例2:40代のサラリーマン、データサイエンティストになる
Bさんは、営業の仕事をしていましたが、データ分析に興味を持つようになりました。そこで、オンライン講座で統計学やプログラミングを学び、データサイエンティストの資格を取りました。そして、今の会社でデータ分析の仕事をするようになり、会社の売り上げアップに貢献しています。
Bさんは、「新しいことを学ぶのは大変だったけど、自分のスキルが会社の役に立っているのが嬉しい。これからも、どんどん新しいことを学んで、成長していきたいです!」と話しています。
リカレント教育を始めるためのステップ
「よし、私も何か始めてみよう!」と思ったら、まずは次のステップで行動してみましょう。
1. 情報収集:どんなことが学べるのか調べてみよう
「よし、私も何か始めてみよう!」と思ったら、まずは情報収集から始めましょう。今の時代、様々な学習機会が提供されており、自分に合ったものを見つけることが重要です。
興味関心とキャリア目標の明確化
まず、自分がどんなことに興味があるのか、将来どんなキャリアを築きたいのかを具体的に考えてみましょう。紙に書き出すことで、頭の中が整理され、情報収集の方向性が見えてきます。
例えば
「AI技術に興味がある」「将来はデータ分析の仕事に就きたい」「英語力を向上させて海外で活躍したい」
など。
学習分野の洗い出し
興味やキャリア目標を基に、学ぶべき分野を洗い出します。
「AI技術を学ぶなら、機械学習、深層学習、Pythonプログラミングなどを学ぶ必要がある」
「データ分析なら、統計学、データマイニング、SQLなどを学ぶ必要がある」
「英語力を向上させるなら、英会話、TOEIC対策、ビジネス英語などを学ぶ必要がある」
情報収集の方法
- インターネット検索
キーワード検索で、関連する講座やプログラム、資格などを探してみましょう。
例:「AI 入門講座」「データ分析 オンラインスクール」「TOEIC 対策講座」など。 - 教育機関のウェブサイト
大学、専門学校、オンラインスクールなどのウェブサイトをチェックしましょう。コース内容、受講料、期間、講師陣などを比較検討できます。 - リカレント教育関連サイト
政府や自治体、民間企業が運営するリカレント教育に特化した情報サイトを活用しましょう。
キャリアチェンジやスキルアップに関する情報が掲載されているウェブサイトを参考にしましょう。
例:転職サイトのキャリアアップ記事、スキルアップ講座の紹介記事など。 - 書籍や雑誌
専門分野に関する書籍や雑誌を読むことで、知識を深めることができます。 - SNS
興味のある分野の専門家や受講生の情報をチェックしてみましょう。
ハッシュタグ検索で関連情報を探したり、コミュニティに参加したりするのも有効です。
情報収集の際の注意点
- 情報の信頼性
公式サイトや信頼できる情報源からの情報を参考にしましょう。 - 情報の鮮度
最新の情報であることを確認しましょう。 - 客観的な視点
複数の情報源を比較検討しましょう。
2. 相談窓口を活用:誰かに相談してみよう
一人で悩まずに、専門家や経験者に相談することで、客観的なアドバイスを得られます。
相談できる窓口
- ハローワーク
キャリアコンサルタントが、求職者向けの職業訓練やスキルアップに関する相談に乗ってくれます。 - キャリアコンサルタント
個別のキャリアプランに合わせたアドバイスや、適切な学習方法の提案をしてくれます。
有料の場合もありますが、専門的なアドバイスを受けられます。 - 大学・専門学校のキャリアセンター
卒業生や在学生だけでなく、一般の人向けのキャリア相談を行っている場合もあります。 - 転職エージェント
キャリアチェンジを考えている場合は、転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。
市場価値やニーズの高いスキルについて教えてくれます。 - リカレント教育支援機関
地方自治体や企業などが運営するリカレント教育支援機関では、相談窓口を設けている場合があります。 - セミナーやイベント
興味のある分野のセミナーやイベントに参加して、講師や参加者と交流してみましょう。
直接話を聞くことで、より具体的なイメージを持つことができます。 - 家族や友人
キャリアアップやスキルアップに成功した経験を持つ家族や友人に相談してみるのも良いでしょう。
相談する際の準備
- 相談したい内容を整理しておく: どんなことに悩んでいるのか、どんなアドバイスが欲しいのかを明確にしておきましょう。
- キャリアプランや学習目標を明確にしておく: 相談員がアドバイスしやすくなります。
- 過去の職務経歴やスキルをまとめておく: 相談員が状況を把握しやすくなります。
- 質問リストを作成しておく: 聞きたいことを事前にリストアップしておくと、効率的に相談できます。
3. 資金計画:お金のことを考えてみよう
学習には費用がかかる場合があります。事前に資金計画を立て、利用できる制度を調べておきましょう。
費用を把握する
- 受講料、教材費、交通費、宿泊費(必要な場合)など、学習にかかる費用を洗い出します。
- 無料の講座やセミナーも積極的に活用しましょう。
資金調達の方法:
- 自己資金
貯蓄やアルバイトなどで資金を準備します。 - 給付金制度
国や自治体が実施する給付金制度を活用しましょう。- 例:専門実践教育訓練給付金、教育訓練支援給付金など。
- 受給資格や条件を確認し、事前に申請手続きを行いましょう。
- 奨学金制度
奨学金制度を利用できる場合があります。- 例:日本学生支援機構の奨学金、各教育機関独自の奨学金など。
- 返済義務の有無や条件を確認しましょう。
- 教育ローン
教育ローンを利用することも検討しましょう。- 金利や返済期間などを比較検討しましょう。
- 企業の支援制度
企業によっては、社員のスキルアップを支援する制度があります。- 例:研修費用の補助、資格取得支援など。
- 自社の制度を確認してみましょう。
- クラウドファンディング
自分のスキルアップの目的や計画を説明し、クラウドファンディングで資金を募ることも可能です。
資金計画の注意点
- 無理のない範囲で計画を立てる
返済計画などを考慮し、無理のない範囲で資金計画を立てましょう。 - 費用の内訳を明確にする
何にどれくらいの費用がかかるのかを把握しておきましょう。 - 緊急時の備えも考慮する
予期せぬ出費に備えて、多少の余裕を持たせておきましょう。
4. まずは一歩踏み出そう!
完璧な準備を待つのではなく、できることから始めてみましょう。
ハードルを下げる
- いきなり高額な講座を受講するのではなく、まずは無料のオンライン講座やセミナーに参加してみましょう。
- 短時間の学習から始め、徐々に時間を増やしていきましょう。
- 興味のある分野の本を図書館で借りて読んでみましょう。
目標を細分化する
- 大きな目標を立てるだけでなく、達成可能な小さな目標を設定しましょう。
- 例:「1週間で〇〇の講座の最初の3つのレッスンを完了する」「毎日30分英語の勉強をする」など。
- 目標を達成するたびに、自分を褒めてモチベーションを維持しましょう。
学習仲間を見つける
- 同じ目標を持つ仲間を見つけることで、モチベーションを維持しやすくなります。
- オンラインコミュニティや勉強会に参加してみましょう。
- SNSで学習の進捗状況を発信したり、情報交換をしたりするのも効果的です。
習慣化する
- 毎日同じ時間に学習する習慣をつけましょう。
- 学習時間を固定することで、生活リズムに組み込みやすくなります。
- カレンダーやアプリで学習時間を記録し、進捗状況を可視化しましょう。
楽しむことを忘れない
- 学習は苦しいものではなく、楽しいものであるべきです。
- 興味のある分野を学ぶこと自体を楽しむようにしましょう。
- 学習の成果を実感することで、モチベーションを高く保てます。
振り返りを行う
- 定期的に学習の進捗状況や理解度を振り返り、必要に応じて学習計画を修正しましょう。
- 成功体験や課題を記録し、今後の学習に活かしましょう。
これらのステップを踏むことで、リカレント教育をより効果的に、そして無理なく始めることができるでしょう。 応援しています!
まとめ
人生100年時代をハッピーに生きるためには、リカレント教育は必要不可欠です。
新しいことを学ぶのは、ちょっと大変かもしれません。でも、自分の可能性を広げたり、毎日を楽しくしたりするためには、とても大切なことです。
さあ、あなたも今日から、新しいことを学び始めましょう!
この記事が、あなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
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