この記事は「ゆうまりの二十四節気」からの移転・加筆した物です。
皆さん、こんにちは。ITエンジニアとして日々奮闘しているゆうです。
今年もあの過酷な挑戦が近づいてきました。昨年、何も準備せずに大会に挑み、散々な結果に終わった「糸島三都110キロウォーク」の案内が届いたのです。正直、申し込むかどうか迷っていたのですが…旧友からの熱い誘いを受け、先日、意を決して申し込みを済ませました!
大会情報はこちらから。
昨年の苦い記憶と、今年の密かな自信
去年の大会は、本当にしんどかった。
何も考えずにスタートラインに立った結果、記録は22時間という不本意なものでした。
雨の中、「一体何のためにこんな苦行をしているんだ?」と何度も自問自答しながら歩き続けた、あの辛さは今でも忘れられません。
しかし、今年は少し違うんです。
昨年10月の行橋~別府100キロウォーク、11月の遠賀ウォータフロントウォーク、そして2月の北九州マラソンと、立て続けにイベントに参加してきたおかげで、それなりに練習は積んできたつもりです。ひょっとしたら、今年は自己ベスト更新も夢ではないかもしれません。
参考までに100kmウォークの攻略法はこちらからどうぞ。
天気予報は雨…それでもスタートラインへ
今年の糸島も、一週間前の天気予報から雨マークがついていました。「また雨か…」と気が重くなり、正直、参加をためらいました。しかし、「とりあえずスタートラインに立ってみよう」と自分に言い聞かせ、前日までバタバタと準備をして当日を迎えることにしました。
昨年に比べて、スタート時間が10時から12時に変更になったのは、朝がゆっくりできて助かります。
9時前に小倉を出発し、博多で唐津線に乗り換え、10時過ぎには筑前前原に到着しました。
新幹線の中では同じような参加者は見かけませんでしたが、博多駅で電車を待っていると、それらしい格好の人がチラホラ。
筑前前原に近づくにつれて、各駅で続々と“同志”たちが乗り込んできます。
こんな天気なのに、みんな本当にやる気に満ち溢れている。その光景を見て、私も気持ちが奮い立ちました。
会場到着、そしてまさかのカレー!?
筑前前原駅に着くと、参加者の数は電車を埋め尽くしており、皆一斉に下車して丸山公園へと歩いて行きます。受付を済ませた時点での空模様は、どんよりとした曇り空。今にも雨が降り出しそうな、そんな雰囲気でした。
まだスタートまで1時間半もあるので、一緒に行ったOさんとノンビリ食事をすることに。
Oさんが「カレーが食べたい」と言い出し、美味しそうに頬張る姿を見ていたら、私も無性にカレーが食べたくなってしまい、ついつい購入。これがまた美味しかった!スタート前の腹ごしらえはバッチリです。
その後、スタートセレモニーがあり、恒例の集合写真撮影。昨年はどこに写っているのか全く分からなかったので、今年はしっかりとタオルを広げてアピールしました(笑)。
事前準備はほどほどに…それでも計画は立てる
「行橋~別府100キロウォーク」では、チェックポイントごとの歩行速度を計算したEXCELの行程表を作るのが恒例なのですが、今回は天候が不安定だったこともあり、直前まで参加を迷っていたため、ほとんど準備らしい準備はせずに当日を迎えてしまいました。
ただ、この糸島のコースはほとんど平坦なので、歩行計画は立てやすい。
平均時速6kmで歩くと仮定して、明日の到着予定時間は午前6時30分前後と見込んでみました。
いざ、110キロのスタート!
そして、正午の号砲とともに、110キロの長い道のりがスタートしました!空を見上げると、やはり厚い雲が垂れ込めており、いつ雨が降ってもおかしくない状況です。
スタート地点での並び順は、全体の1/3よりやや前方あたり。そのため、スタート直後は公園の出口に向かう参加者の大渋滞に巻き込まれ、なかなか前に進めません。少し郊外に出ても渋滞は解消せず、自分のペースで歩けるようになったのは、周回の起点となる赤坂交差点(3.1km地点)を過ぎたあたりでした。
やっとのことで、一週目がスタート!遅れを取り戻すべく、今宿バイパスを少し早歩きで西へ。予定通りの時間に上深江(8.5km地点)の交差点に到達しました。ここから大野城~二丈線を東に向かいますが、信号もほとんどなく、マイペースで歩き続けることができました。
最初の給水ポイント、石崎公民館(9.5km地点)の手前の石崎交差点では、手を振って誘導する女性の姿が。「あれ?どこかで見た顔…」と思ったら、なんと開会式にもいらっしゃった”原田らぶ子”さんでした!いつの間に移動されたのでしょうか。
ここではバナナとチョコをいただき、ここから約30km先の最初のチェックポイントを目指します。
この辺りは、大野城~二丈線を福岡方面に向かって山の麓を歩くため、緩やかな登り下りがいくつか続きます。そこを過ぎ、井原交差点(17.9km地点)を曲がると、ようやく平坦な道となり、一路、糸島半島の海側へと向かいます。
快調に歩を進めていると、思った以上に汗をかき、デイパックに入れたハイドレーションの水でうがいをしながら歩いていましたが、どうしてもイオン飲料が欲しくなりました。そこで、伊都菜彩の先にあるセブンイレブンまで足を運び、おにぎりとゼリー、そしてポカリスウェットを購入して一時休憩。
なぜここで食料を調達したかというと、この先のコース上には自動販売機やいくつかの給水所はあるものの、コンビニエンスストアは第二チェックポイントの加布里漁港を過ぎたところにあるファミリーマートまでないからです。
ちなみに、私のコンビニ立ち寄り計画は以下の通りです。
- 1周目:伊都菜彩の先にあるセブンイレブン(22.5km地点)
- 2周目:赤坂交差点の手前にあるセブンイレブン(55.7km地点)
それ以外は、給水ポイントやチェックポイントを頼る予定です。
もちろん、この大会は各給水ポイントやチェックポイントで十分な食料や飲み物を提供していただけるので、本来はそれほど多くの荷物を持っていく必要はありません。しかし、110kmという長丁場、何が起こるかわかりませんから、ある程度の備えは必要だと考えています。
セブンイレブンでエネルギーを補給した後は、再び第一チェックポイントを目指して歩き始めました。
九大伊都キャンパス(27.7km地点)を過ぎ、大好きなパン屋さん「ゾンネンブルーメ」の側を通り、観光客で賑わう二見ヶ浦を通過。ほぼ予定通りの時間に、第一チェックポイントのファームハウス(40km地点)に到着しました。

さすがにこの頃には日も完全に落ちてあたりは真っ暗。提供された焼肉は今回はパスし、おにぎりと温かいスープをいただいて、5分ほど休憩してから先へと進みます。
次のコロニーサーフ(46.3km地点)ではアメをいただき、さらに歩を進めます。
ここから第二チェックポイントの加布里漁港までは、本当に何も無く、街灯も少ない中をひたすら歩き続けました。そして、予定よりも5分早く、第二チェックポイントである加布里漁港(54km地点)に到着。
なんとか雨に降られることもなく、予定通りに一週目を終えることができました!
そして、ゴール
二週目は、ただただ疲れと痛みの戦い。
そして、予定より4時間遅れのゴールとなりました。疲れた…。

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